【2013.5月号】

すきっちゃ やまぐち!今月の顔

株式会社 近江屋
代表取締役社長 北條 栄作 氏 
山口商工会議所 常議員・2号議員

山口市道場門前1丁目3−13
TEL/083−922−0194
http://www.omiya.co.jp/

株式会社 近江屋

ほうじょう えいさく
1953年(昭和28年)生まれ。山口市出身。大学卒業後、株式会社田辺経営に入社。4年間、経営コンサルタント会社で経営について修行し、1978年(昭和53年)株式会社近江屋へ入社。1995年(平成7年)に代表取締役社長に就任、現在に至る。山口道場門前商店街振興組合理事長、株式会社どうもんフィットネスの代表も務める。

《 「三方よし」の精神でさらなる絆を 》

創業から100周年目を迎えられたとの事ですが、会社のあゆみをお聞かせください。
 今年で、設立から62年、前身の「綿糸商 近江屋商店」の創業から、節目の100周年目を迎えました。1914年(大正3年)に、近江国守山(現在:滋賀県守山市)出身の祖父である北條縫之助が、山口にお店を構えて以降、父の榮一、そして、私と3代に渡り受け継いでいます。

 創業からのあゆみを少しお話させていただきますと、祖父の縫之助は、故郷から単身で市内の呉服屋で奉公を始め、商売のノウハウを学び、独立して、現在の地に「綿糸商 近江屋商店」を創業しました。最初は、みかん箱に戸板を渡して台を作り、そこに反物や綿布を並べるという販売スタイルでした。その後、道場門前出身の祖母であるスミと結婚し、「親切と信用。そしてお客様を大切に」を信条に、夫婦二人三脚で、第一次世界大戦など、激動する時代を商売一筋に生き抜いてきました。太平洋戦争で、政府の衣料品統制によって、やむなく一時休業を余儀なくされることもありましたが、戦後、いち早く呉服店を再開し、繁盛させました。
 1951年(昭和26年)には、父の榮一が2代目として受け継ぎ、株式会社近江屋に改組しました。「一途に糸偏の商売、繊維の商売をやっていかねば」という初代の言葉を守り、私が受け継ぐ1995年(平成7年)までの間、約半世紀に渡り、陣頭指揮をとりました。

 1959年(昭和34年)には、呉服だけではなく、近江屋寝具店を開店させ、1970年(昭和45年)には、ビー・ブライダル北條を設立させました。1973年(昭和48年)に、現在の店舗を完成させ、翌年1974年(昭和49年)には、山口県内で初めて、「ブティック」を名乗る婦人服専門店を開店させ、1991年(平成3年)には、当時大都市にしかなかった人気ブランドの「無印良品」も山口市に展開させました。父は、山口の商業界においてもリーダーシップを発揮し、中心商店街の発展に奔走していました。

 私が、3代目として社長に就任してからは、1998年(平成10年)に、広島市中区に広島店を出店し、その後、呉服専門店としての歴史と伝統を重んじようと「和の文化振興」を掲げ、東広島店、防府店、ゆめタウン広島店、岩国店をオープンさせ、各店から発信を続けています。

株式会社 近江屋

 また、着物の普及にと着付け教室である「京都嵯峨野和装学院」を、広島校を皮切りに6校開設し、多くの修了生を送り出してきました。山口校のブログ「きもの日和」には、授業の様子や、イベント、着物豆知識など、着物生活が楽しくなる内容が掲載されていますので、ぜひご覧になってください。
【京都嵯峨野きもの学院 山口校のブログ きもの日和】http://ameblo.jp/sagano-yama/ 

 他にも、当社では「和の文化を楽しむ会」も開催しています。狂言や歌舞伎、三味線や琴、お茶、お花にと和の伝統に触れたり、お花見など季節ごとの過ごし方を紹介したりと、着物で過ごす楽しみ方を紹介しています。
今年は、100周年記念事業として、様々な催事を開催する予定です。第一弾として、昨年の11月末〜12月初旬にかけ、大規模な着物の催事をさせていただきました。その期間中には、店頭で大正・昭和時代の本店や周辺の街並みを撮影した写真も展示しました。今後も催事を行って参りますので、ぜひその際には、足を運んでいただければと思っています。

中心商店街にお店を構えておられますが、山口のまちに対する思いをお聞かせください。 
 私は、現在、山口道場門前商店街振興組合の理事長もさせていただいております。また振興組合や地主、そしてフィットネス事業者との共同出資という形で、新たに『株式会社どうもんフィットネス』を設立して、その代表も務めさせていただいています。なぜ、フィットネス事業に着手したかといいますと、地方の商店街が疲弊している中で、山口の中心商店街は、まだがんばっている方なのですが、それでも状況は決して芳しいものではありません。しかし、山口駅から続くこの商店街は、山口県の顔とも言える存在ですので、何とかして盛り上げていかなければならないと思っていました。そこで商店街の方々と空き店舗対策・商店街活性化について話し合い、その中で健康づくりやコミュニティを中心とした商店街にしていこうということになったのです。そして、国や市からの支援を受けて、昨年9月に、健康づくりのためのフィットネスクラブとコミュニティホールを併設した施設『コミュニティプラザ・オアシスどうもん』を立ち上げるに至りました。

株式会社 近江屋


  郊外型のフィットネスクラブですと、わざわざ車で出かけなければなりませんが、『コミュニティプラザ・オアシスどうもん』は、道場門前商店街の中にありますので、気軽に立ち寄っていただけますので、お客様にも喜んでいただき、おかげさまで会員数も順調に増えています。
商店街というのは、その都市の文化・歴史を担う場所で、商店街の振興なくして、地域の発展はないと思いますし、今後とも商店街の活動・地域づくりに尽力していきたいと思っています。

100周年を節目に、今後の方向性をお聞かせください。
 初代の縫之助、先代の榮一の思いを受け継ぎ、これからの200年、300年の礎を築いていきたいと思っています。その中でも、近江商人の精神「三方よし」は、特に大事にしていかなければと思っています。「近江屋で買ってよかった」「取引してよかった」「勤めてよかった」と、たくさんのお客様、お取引先、そして勤めてくれている社員たちのおかげで、今ここに100年の絆が結ばれました。

 この絆をより強固なものにし、さらにたくさんの新たな絆を結んでいくためには、将来に向かって一層の努力が必要だと思っています。これからも「和楽着楽 近江屋」のとおり、和の文化の楽しみ方や着物を着る楽しみを、地域に根ざして発信してまいります。日本の伝統、魅力をいかにお伝えしていくかを考えたとき、まずは、‘触れて’いただく機会を提供するのが私どもの使命だと思っています。
「一粒万倍」、一つのご縁が、たくさんのご縁に繋がりますように、社員一同で取り組んで参りたいと思います。

[企業概要]
 創  業:1914年(大正3年)11月
 資 本 金:5,600万円(グループ合計)
 従 業 員:120名(グループ全体)
 近江屋グループ:山口本店、広島本店、呉服(東広島店・広島南店・岩国店・防府店)、
            無印良品山口、ブティックイヴ本店、ヒューマンウーマン山口井筒屋、
            ヒロココシノ山口井筒屋、マックスマーラ山口井筒屋、プレンティ、ブライダル北條

   山口商工会議所月報

中小企業相談所 起業サポート 「私の起業」

SUWO!RKS(スワークス)
村田 良輔 氏

山口市吉敷佐畑5−19−2
TEL/ 083−996−5257
http://su-works.jp/

■事業内容 ウェブ制作、プロモーション、販促物の制作

司法浪人からIT起業家への道

SUWO!RKS(スワークス)

きっかけは大学の友人からの誘い
 九州大学法学部卒業後、長い間司法試験を受験し続けており、受験勉強の傍ら、友人からの誘いをきっかけにアフィリエイト広告の出稿を始めました。最初はアルバイト感覚でやっていましたが、一定の売上を得ることができた約1年後に、SUWO!RKSとして開業しました。

多くの仲間と出会えた起業塾
 開業後ではありましたが、経営についてきちんと学ぼうと思い、山口商工会議所主催の起業塾を受講しました。受講中は和やかな雰囲気で、講師の方や受講生とも気軽に話せ、充実した時間を過ごせました。受講生の中には、起業して間もなかった自分と同じ様な立場の方も多く、終盤に差し掛かるに連れ起業家としての仲間意識が芽生えていきました。現在もその仲間と事業の相談や幅広い情報交換ができており、とても助けられています。起業塾の良いところは、事業計画書の作成指導を受けられること等はもちろん、多くの仲間と出会えることだと思います。


商工会議所から支援を受けています
 起業塾終了後も、たびたび山口商工会議所を訪ねています。パソコン関係のセミナーを受講したり、記帳や税務相談等の経営支援を受けています。また、私自身エキスパートバンク事業の専門家として、市内の事業所の方へホームページの作成指導をおこないました。

SUWO!RKS(スワークス)

起業家サークル「あんくる」を盛り上げたい
 山口商工会議所の起業塾をきっかけに、卒業生が集まる「あんくる」というサークルの立ち上げに関わり、今では中心となって活動しています。「あんくる」は、起業を目指している方や経営者の方など、企業に関わる方々との貴重な出会いの場になっています。々想いを持つ仲間の集まる場所として、今後も勉強会や交流会などの開催を続けていこうと思っています。

最後に
 現在では、ウェブデザインやウェブ販促の講義や企業研修なども行っています。ウェブサービスを利用した業務改善、LINEやFacebookなどを利用した販促提案なども行っていますので、お気軽にご相談ください。

   山口商工会議所月報

中小企業相談所 企業サポート 「私の商い」

株式会社YM−Create
代表取締役 大坪 泰宏 氏

山口市駅通り2丁目2−23
TEL/ 083−921−9970
http://ym-create.net/

■事業内容 建築設計・管理  一級建築士事務所登録(第2774号)
宅地建物取引業  宅地建物取引業免許証(第3319号)
一般建設業    建設業許可(般-24)(第21005号)

実は、建築士事務所です。
中心商店街で気軽に入っていただける建築士事務所を目指します。

株式会社YM−Create

平成21年5月、株式会社YM−Createを設立。平成24年4月、より多くの方へ情報発信するため中心商店街(駅通り)に移転しました!!
 以前の事務所が手狭になり、県道204号線沿いや商店街の規模が大きい物件を探していました。

 山口商工会議所中小企業相談所に相談し、紹介をうけた商店街の空き店舗物件はフレキシブルな広い空間になっており、そこに自分達で壁を塗り、板を貼り、ペンキを塗り…理想の事務所を造り上げました。

 この事務所に移ってから、“たくさんの人とつながっていきたい”という思いが叶い、うれしく思っています。中心商店街の空き店舗に出店したことによって、「あきないのまち支援事業補助金」を活用させていただきました。 

大きな扉を開けるとカフェ感覚のオープンな空間が広がっています。
 店舗みたいな「設計事務所」です。通りがかりの方達に、「何屋さん?」と興味を持っていただける「設計事務所」にしたかったので、誰もが入りやすい雰囲気にするため大きな窓を付けて、外から中がみえるようにしました。

株式会社YM−Create

セールスポイントは、土地探しから、設計、施工まで一貫したサービスができること。
 小さい会社ながらも、1級建築士事務所登録、不動産業から一般建設業など設計・建設に係るすべての資格を持っています。

  新規に店舗や住宅を取得したい方に、最初から最後まで一貫したサービスを提供できることが、我が社の強みです。      

 お客様の理想を聞くことから始まり、それが形になっていく段階を一緒に悩み楽しみながら造り上げていきたいと考えています。

ともあれ、おもしろくてお洒落なことをしていきたい。
 概念にとらわれることなく、いろいろなことをしていきたいです。今、住宅だけでなく特殊建築物の設計業務や宅地分譲事業などもしています。業務の裾野を広げて、建設・不動産に係る全てのことを楽しくしていきたいと思っています。
 
mind rapport
わたしたちのテーマは、「あきらめない」こと。今までにない新しい発想で、想いを語り、“こころ”を伝えていきたいと考えます。