【2013.8月号】

すきっちゃ やまぐち!今月の顔

有限会社 ヨコヤマ
代表取締役 横山 洋之氏 
山口商工会議所 1号議員

山口市小郡上郷1754−1
TEL/083−972−2252

有限会社 ヨコヤマ

よこやま ひろゆき
1953年(昭和28年)3月生まれ。旧小郡町出身。北海道大学工学部金属工学科を卒業後、1978年(昭和53年)4月に有限会社ヨコヤマに入社。1985年(昭和60年)32歳のときに、代表取締役に就任し、現在に至る。従業員10名。趣味は、アウトドア(キャンプ、スキー、低い山の登山)

《 魅力的なまちづくりには、なにより地元地域の元気が必要です 》

会社のあゆみをお聞かせください。
 当社の創業は、1929年(昭和4年)4月になります。今年で創業84年を迎えました。私の祖父が、大正時代に国民学校を卒業後、大阪にあるのし袋・包装資材等のタカ印紙製品を取り扱っている、株式会社ササガワに丁稚奉公に行き、こちらへ帰ってきて、旧小郡町内で「横山紙商店」として創業しました。最初は、和紙・半紙・障子紙類の卸をメインにしていました。その後、1950年(昭和25年)10月に父が後を継ぎ、有限会社を設立しました。それまでの取扱商品は、紙製品や包装資材の卸売がメインでしたが、昭和40年前後から、コクヨの代理店として文具・事務用家具類の販売を始めました。父が若くして倒れましたので、2〜3年母が引き継いだ後、私が32歳のときに、社長に就任しました。

包装・梱包資材に特に力を入れられているようですが。
 包装・梱包資材類、ポリ袋などに、特化していました。ホームセンター等がない時代は、農家の方がよく買いに来られたものです。業務用のトイレットペーパーも取り扱っていますが、取扱量は年々減少してきました。

  そういう面を補うためにも、文具・事務用家具類を取り扱うようになりました。
「文房具と包装・梱包資材・事務用品だったら、我が社に来たら揃います。」というのをモットーに商売をしていますので、お困りの事がありましたら、ぜひお気軽にご相談いただければ、対応させていただきます。

有限会社 ヨコヤマ

店舗は、国道沿いで便利な場所ですね。
 店舗は、1990年(平成2年)頃に、昔倉庫だったものを改装して作りました。当時は、ほとんどの文房具屋が、商店街内にありましたので、車を乗り付けてワンストップで買っていただけるという店舗は、当社がはじめてでした。今でも郊外店のメリットを生かし、商品の陳列スペースを広くとり、事務用品の他、包装・梱包資材類は、数多くの種類を店舗内に置いておりますので、お立ち寄りいただければと思います。

多くの地域活動に積極的に取り組まれておられますが。
 地域活動を始めたのは、小学校のPTAの役員を9年間務めたことがきっかけです。現在までに、小郡町子ども会の会長、山口市子ども会育成連絡協議会小郡支部の支部長を16年務めさせてもらっています。小郡地域全体の行事として、リーダー研修、球技大会、どんど焼き・もちつき・かるた大会のお手伝いをしております。

山口市教育委員長に就任されたそうですが。
 平成24年12月27日に、教育委員長に就任しました。任期は1年で、今年の12月22日まで務めさせていただくことになっています。就任当初は、責任のある職を任され、戸惑いもありましたが、経験豊かな同僚教育委員の皆さんや、事務局の方々に知恵をお借りしながら、地に足の着いた活動をして行きたいと思っています。取り組みとして、「やまぐち路傍塾(山口市教育支援ネットワーク)※」の充実や「阿東図書館」完成後の中央図書館を中心とした、山口市内各図書館との連携強化に取り組んで行きたいと思っています。

多くの子どもたちと関わられておられますが。
 長年、子どもたちと関わってきている中で感じるのが、現代の子どもたちは、地域との結びつきが少しずつ弱くなり、学校以外では家族単位での行動が多くなってきているように思います。異年齢集団での行動が少なくなると、他人に対する思いやりや、助け合いの心、ありがとうと言う感謝の気持ちなどが、バランスよく伸びていかないように思います。そういった子どもたちが増えないよう、少しでも力になれるように、これからも地域活動に取り組んでいこうと思っています。

有限会社 ヨコヤマ

ふしの夏まつりの実行委員長をされておられますが。
 今年が第35回となりますが、33回より実行委員長をさせてもらっています。お祭りでは、花火を打ち上げることもあり、申請や地元住民の同意、警察との交渉など、様々な調整が必要となります。最低でも、3年は同じ実行委員の体制で行い、ある程度システム作りをすれば、次の方にも引き継ぎやすいのではないかと思いつつ、今年で3年目を迎えました。

 今年は7月27日(土)の開催ですので、この会議所月報が発行されたときには、花火打ち上げが中止になっていなければ、盛大に終わったところでしょう。おそらく、日本で一番新幹線が近くを通る花火大会だと思います。まだ、ご覧になられたことのない方は、来年、是非足を運んでいただき、夏の風物詩を楽しんでいただけたらと思います。

まちづくりへの思いは。
 ある程度、人口などまちの規模がないと、まちづくりもできないと思います。色々と活動している中で思うのですが、例えば、イベント等で多くの方に参加してもらうにはどうしたらいいのかと考えたとき、単純に10人が20人へと増えればいいと思っていました。でもそうではないのです。今、集まっている10人をいかに満足させる事ができるか、そして、そこから11人、12人と増やせていけるかが肝心なのです。この小郡地域にしても、実際に地域づくりやまちづくりに携わっている人たちが、まず楽しいと感じないと、人を呼べないのです。ですから、ある程度の小さなボリュームでもいいので、満足できる場所・空間を作っていけたらいいなと思っています。
今後、新山口ターミナルパーク整備事業などで、小郡地区がどんどん便利になっていきます。しかし、新山口駅周辺から小郡の街中まで、人をどう動かしていくか。ここが大切なところです。その仕組みづくりとして、「オゴオリザクラまつり」や「ふしの夏まつり」などのイベントも、もっと魅力的な内容で、一人でも多くの方に足を運んでいただけるようにしていかなければと思っています。
また、小郡地区を盛り上げるために、おごおり地域づくり協議会のゆるキャラ「おごりん」が誕生し、今年のふしの夏まつりにおいてお披露目させていただきました。今後、小郡地区のPRに活躍していくと思います。「おごりん」は、オゴオリザクラの妖精です。見かけたら声をかけてくださいね。

※山口市では、平成23年度から「やまぐち路傍塾」(山口市教育支援ネットワーク)を立ち上げ、市民が持っている力を発揮し、学校教育・市民の生涯学習や社会教育活動をより充実させていく仕組みづくりが進められています。

   山口商工会議所月報

中小企業相談所 起業サポート 「私の起業」

おうちベーカリー strawberrytime
藤田 美和子 氏

山口市黒川1112−24
TEL/ 090−2866−3082
http://strawberrytime.soreccha.jp/

■事業内容
パン・ケーキ製造販売、パン教室
店舗営業時間:金・土 6:30〜17:00
(月〜木曜日は注文分のみ対応。売り切れた場合、早めに閉店)
*8月31日まで夏休みで、お店は9月6日からオープンします。
ホールシフォンケーキと食パンのご注文は、8月中も承ります。

母親がリラックスして楽しく過ごせたら、
子どもたちにもだんなさんにもいいんじゃないかな

おうちベーカリー strawberrytime

一度始めた事は、とことんやります。

 
昔から食に興味があって、小学生のころから自分のお弁当を作ったりしていました。
30歳の時に体調を崩し、栄養士さんに、「今後はパンやケーキは控えるように」と言われました。それをきっかけに、自分が食べるためにパンやケーキを作り始めました。

  生来、一度始めた事はとことんやる性格です。パン教室も行くなら先生になりたい、と頑張りました。

  そういう性格は子どもの頃からで、高校進学の時に、先生たちの反対にあっても、母が私の意思を尊重してくれ、私もそれに応えることができました。その時に、自分が諦めなければやりたいことができるのだし、一度やると言ったらやらなければいけないんだ、ということを学びました。

  自分が母となった今は、子どもたちの進学やスポーツ少年団を出来る限り応援しています。

パン教室の生徒さんもお店のお客さんも、いい人たちばかりです。
 パン教室では、私はどちらかというと、場所と道具を提供して、パンのことをちょっと教えてあげるという感じです。パン教室に子どもを連れてくる方もいらっしゃって、みんなで楽しくパンを焼いています。

  お店に来たお客さんは、みんないい笑顔をしてくれるんです。私はそれを写真に撮って、ブログに載せさせてもらう事があります。本当に自然な感じで笑ってくれるんです。それから、以前、近所のお子さんが、「僕の考えたパンを作ってください」と言って、手紙を持ってきてくれたことがあります。それを作ってあげたら、今度はカレーパンの作り方を書いてきて、また作ってと言ってくれました。こういう、近所の子がお金を握って歩いてくる、駄菓子屋さんのようなお店が理想だったんです。

  パン教室もお店も、皆さんの笑顔を頂けるので、頑張って続けられているんだと思います。

おうちベーカリー strawberrytime

起業塾での構想はまだ続いています。
 ケーキをお客さんに提供し始めたのは、上の子の幼稚園のママ友たちと始めた雑貨の自宅ショップでした。その後、いろんな方にケーキを販売してほしいと声をかけられるようになり、お店をやってみたいと思っていたころに山口商工会議所の起業塾に出会いました。

  起業塾では、自分のやりたいことが具体的な数字や形になるように、先生が上手に誘導して下さいました。ただ、最終的に銀行に融資を申し込む時には、起業塾で出した数字をもっと詰める必要が出てきたので、そこのところはもっと学びたかったと思います。

  お店を拡大しようか悩んでいた時には、経営革新塾も受講しました。そこで現状を数字にし、今は足元を固める時期だと再確認できました。

  お店は今年の12月で3周年を迎えますが、起業塾を受講した時に、5年後くらいにカフェを始めたいと書きました。朝ごはんにおいしいパンとおかずを食べて、大人も子どもも一日を元気に過ごせるようなカフェを作りたいという夢をずっと持っています。これから、期間限定で実験的にカフェを開く予定です。

  母であり、パン教室の先生であり、パン屋さんであり、と忙しい毎日を送っていますが、まだまだやりたいことがいっぱいで、これからも周りの人に支えられて頑張っていきたいと思います。

   山口商工会議所月報

中小企業相談所 企業サポート 「私の商い」

アウリンコ
下瀬 美和 氏

山口市道場門前1−2−22
TEL/ 083−941−6236
http://ameblo.jp/aurinko5959/

■事業内容
営業時間:11:00-19:00
定休日:不定休
事業内容:衣類、服飾雑貨、雑貨の販売、レストラン
設立:H24.7.6(アウリンコ)、H25.1(アウリンコ☆、アウリンコ・カフェ)

商店街の歴史と、スタッフと、お客さんとの、緩やかな関係。

アウリンコ

スタッフたちとは、アウリンコの母体となるお店で出会いました。

  アウリンコの原点は、最初に始めた防府市のカフェ・雑貨屋のアペゼです。アウリンコのスタッフは皆、元々はアペゼにお客さんとして来てくれた方たちで、アペゼを経営している間に親しくなり、信頼関係を築いてきました。トップダウンで自分がスタッフに指示して動かしているという意識は無いですが、それでもやはり経営者なので、スタッフ以上に動かないと、みんなはついてきてくれないと思っています。拡大ありきでお店やサービスを増やしてきたというよりも、いろんな人たちと出会って、その人と一緒に何かしたいと思い、活躍の場を提供し続けてきたら、お店がだんだんと大きくなってきたという感覚です。

中心商店街に馴染むお店を作りたいです。

  今回は、スペインフェスタへの参加がきっかけで、山口商工会議所に熱心に声を掛けられて、「あきないのまち支援事業」を利用して、中心商店街にアウリンコをオープンしました。

  お話を頂いた当初は、10ヶ月間ほど悩みました。それでも、そろそろ何か新しい事をしてもいいかなとも思っていましたし、荒瀬さんに出会って、アウリンコとコラボレーションして同時にエクラモーネを開店していただけたこともあり、アウリンコのオープンに踏み切りました。

  アウリンコの前に入っていた喫茶店は、商店街で40年続いていた「谷間のともしび」という名前の喫茶店でした。その喫茶店と続いている雰囲気を出したかったので、荒瀬さんのお店をフィンランド語で「月の輝き」という意味のエクラモーネに決定し、それとつながりを持たせて、フィンランド語で「太陽」という意味のアウリンコと名付けました。

アウリンコ

  中心商店街一号店のアウリンコは、高校生から20代、30代の女性をターゲットとした服と雑貨のお店で、ポップで個性的なものを取りそろえ、店内で宝探しをしていただく感覚のお店づくりをしています。

  翌年に開店した二号店のアウリンコスターは、対象を40代、50代にして、明るい照明で店内に清潔感を持たせ、丁寧な接客をしてくれるスタッフにお店を任せました。

  アウリンコスターと同時に開店したアウリンコカフェは、地下にあるので、店内にいると外界から遮断されたように感じられます。外部と隔絶された場所で、日々の時間を忘れてゆっくりできる場所にしました。

ご近所のお店とも緩やかな関係を築いていきたいです。
 この一年は、いろいろあったけれど、あっという間に過ぎたという感覚です。スタッフと力を合わせて、一年間同じメンバーでやってこれたというのが、何よりの喜びです。すでにアペゼを6年間続けてきた後だったので、経営自体に戸惑うことはありませんでした。防府のアペゼは、お店を目当てにお客様に足を運んで頂く場所にありましたが、商店街は人通りが多い場所です。ご近所のお店と連携して、露店やパフォーマンスなどのイベントを行えたら素敵だと思いますし、道場門前を他の商店街に負けないように盛り上げたいという気持ちもあります。