【2013.9月号】

すきっちゃ やまぐち!今月の顔

株式会社 山口ガス機器
代表取締役社長 有吉 博 氏 
山口商工会議所 2号議員

山口市大内御堀1724番地の2
TEL/083−928−5550

株式会社 山口ガス機器

ありよし ひろし
1949年(昭和24年)山口市(大殿地区)の生まれ。1974年(昭和49年)に義兄と山口ガス機器センターを設立。1997年(平成9年)義兄の死去に伴い、代表取締役に就任。現在に至る。

《 おかげさまで創業40年  これからもお客様を大切に、地域の発展に貢献します  》

会社のあゆみをお聞かせください。
 先代の社長である伊藤健一(義兄)が、山口瓦斯(株)(現在の山口合同ガス(株))の社員だったのですが、山口瓦斯(株)の器具を販売する事業をしないかという話がきっかけで、私にも声がかかり、義兄と一緒に1974年(昭和49年)2月1日に、ガス機器販売、台所・浴室・洗面などの水回りの工事を行う、山口ガス機器センターを設立しました。翌年、資本金1,000万円で(株)山口ガス機器として法人化し、同年、山口合同ガス(株)の指定業者となりました。

  創業当初は、ガス機具の販売、台所・浴室・洗面などの水回りの工事が主でしたが、これらに付帯する工事もやろうということで、シャワー用の瞬間湯沸器を主体に手がけておりました。さらに、それらに関連して上下水道工事も必要となってきますので、徐々に水道、排水設備工事の指定も取得し、幅広く販路を拡大してきました。おかげさまで、来年創業40周年を迎えます。

「市民生活に密接した携わり、大きな役割を担っていることを自覚し、誇りをもって事業を展開する」という経営理念が掲げられていますが。         
 当社は、市民生活に不可欠なライフラインである上水道、下水道、ガス工事、浄化槽設備工事に関わっています。全社員一人一人が認識を持ち、自信をもって行動できる人材の育成に努めています。また地域の発展に貢献することをモットーにしています。

(株)山口ガス機器の特徴を教えてください。
 市内水道設備業者は、指定制度から登録制度になったこともあり、現在200社以上の業者となっております。
 
 我が社は、水道工事のみならず、山口合同ガス(株)の工事も請け負っていますので、状況に即した付加価値のある事業展開が望める業者として、頑張っております。

株式会社 山口ガス機器

今、力を入れられている業務はありますか。
 今、力を入れてきているのは、公共下水道切替工事です。公共下水道が開通すれば、その地域は3年以内に切替工事をしなければなりません。

  ハウスメーカーを経由して、新築住宅の仕事をする場合は、お客様の顔が見えません。引き渡し何年後かに、修理などでお伺いすることがあれば、その時始めてお客様との関わりがスタートします。しかし、公共下水道切替工事ならば、お客様対当社との直接契約になりますので、お客様の顔が見える仕事ができます。設備業者は、お客様に物を売って、それで終わりの商売ではありません。その後何年とお付き合いが続くわけですから、お客様お一人お一人を大切にしていきたいと思っています。

  汲み取りトイレを水洗トイレに改造(浄化槽からの改造も含みます)される方のために、山口市から水洗便所改造資金融資あっせんがあります。また、日頃のご愛顧に感謝して、TOTOやINAX製品に限られますが、シャワートイレの取付・取替を格安にて同時受付をしておりますので、お見積りのお問い合わせ・ご相談など、お気軽にご連絡ください。

お仕事以外にも、地域活動に多く携われておられますが。
 私は、自宅が大殿地区にあります。大殿春秋会や、アートふる山口実行委員会のメンバーとして、イベント部会長や小さな美術館部会長も経験させていただきました。

 アートふる山口については、今年で第18回目を迎えますが、私は第4回から関わらせてもらっています。一昨年より、役職からは退き、表舞台からは引かせてもらっていますが、地元との調整役や、自ら自宅を開放し、小さな美術館の出展者として、引き続き携わっています。

 色々な活動をしているのは、人との繋がりができ、そこからまた繋がりが拡がっていくのが魅力なんですよ。仕事が忙しくても、地域活動などのプライベートが充実していると、また仕事に戻ったときに、「さぁ。やろう」という新たな活力になります。体力的な疲れはあっても、精神的な疲れはないものです。

株式会社 山口ガス機器

小さな美術館の出展者として、どんなことをされているのですか。
 妻が、趣味でミニチュア・フィギュアを収集しており、ずっとケースに並べて楽しんでいたのですが、そのうちに「テーマを決めてジオラマ(情景模型)にしよう」と思い立ちまして、最初に作ったのが、レトロな建物シリーズを活かした大型のジオラマでした。鉄道が走り、商店が並び、丘には西洋館、少し外れたところには農家もある情景を作りました。また、給食時間の教室のジオラマでは、懐かしい木造校舎の窓や引き戸や床なども手作りをしましたし、音楽教室の情景なども作成しました。

  毎年10月のアートふる山口の2日間だけ『有吉邸』として、それらのジオラマを公開しています。ただ自宅を開放してご覧いただくだけでなく、例えば小さなマッチ箱を2つ折りにして、小さな小さなショートケーキを作成して、ポスターカラーで色づけしてもらったり、フエルトでクリスマスツリーを作ってもらったりと、製作体験教室も開催し子供さんたちにも楽しんでもらっています。
 昨年は、2日間で660人の方にご来場いただきました。昭和を感じるものは特に人気が高く、子供のように目を輝かせてご覧になられる中高年のお客様も多くおられました。今年のアートふるでも、『有吉邸』として出展しますので、ぜひお立ち寄りください。

山口というまちへの思いは。
 生まれも育ちも山口と言うこともありますが、地域の色々な活動に参加する中で、山口への思いが強くなってきました。知らなかったこと、改めて感じることなど、地域活動に携わらせてもらって、はじめてこのまちの良さを誇りに思えています。

 『一期一会』、私は、この言葉が大好きです。これからも、人の繋がりを大切にしていきたいと思います。

   山口商工会議所月報

中小企業相談所 起業サポート 「私の起業」

Mr.YVE
河内 宏之 氏

山口市道場門前2−4−3
TEL/ 083−941−6301
https://www.facebook.com/mr.yve.yamaguchi

■事業内容
衣料品販売
営業時間:10:30〜19:30
定休日:水曜日

肩の力を抜いてやっているお店です

Mr.YVE

のれん分けして独立開業
 東京で会社員生活を経験した後、山口にUターンし、雑貨店に勤めていました。その後、近江屋寝具店のアダルトメンズ衣料品店であるMr.YVEに就職しました。それが10年前です。

  その後、近江屋寝具店の社長のお考えもあり、私も経営に挑戦するのにちょうどいい年齢になっていたため、のれん分けして名前もそのまま残すという形で、2011年にMr.YVEを買い取りました。

  独立起業する時、商工会議所が利用できると知り、気軽な気持ちで相談に行きました。職員の方にアドバイスをもらいながら事業計画書を作成し、金融機関から融資を受けました。その後も、確定申告の際に、商工会議所に相談に行っています。

自己責任で、自分のペースで

Mr.YVE

 これまでにいろいろな仕事を経験してきましたが、衣料品の販売とこのお店が性に合っていると思います。一人でこのお店を切り盛りしていますが、独立起業して一番よかったと思うのは、すべての責任が自分にあるということが明確になったことです。それが、私にとってはかえって気楽です。ストレスをためこまないようにしていますから、お休みは週に一度だけですが、それで充分です。

  また、独立後は、商品の充実にも力を入れました。取り扱いブランドのニコルは、流行を取り入れた、細身でちょっとしたアクセントのある服です。

お客様がファッションを楽しめるように
 お客様は基本的に男性ですが、女性の方が男性向けにプレゼントを買いに来られる事もあります。服のアドバイスを求められた場合は、お客様に合わせた丁寧な接客を心掛けています。体型やサイズを合わせることに加えて、持っている小物の色味や肌の色などを参考にして、商品をお勧めしています。もし着たい服が肌に合わない色でも、ストールなどを間にはさめば着こなすことができますから、そういった方法などもご紹介しています。

自分に合った楽しいファッションを
 ファッションは、気分転換の道具だと思っています。若い人は、いろいろなものを組み合わせて着ても、若さのエネルギーでひとつの形にしてしまいますが、年齢を重ねた人は、色数を抑えた引き算のおしゃれが似合います。その中で着てみたいものを試してみて、自分に合った服装をするというのが、ファッションの楽しさでしょう。
今後も、気取らずに「街の服屋さん」というスタンスでやっていきたいです。

   山口商工会議所月報

中小企業相談所 企業サポート 「私の商い」

もなの珈琲
香川 幹彦 氏

山口市米屋町1−7
TEL/ 083−920−2300

■事業内容
カフェ
営業時間:7:30〜20:00
定休日:水曜日

中心商店街で昔ながらの純喫茶を営んでいます。

もなの珈琲

インスピレーションを得て喫茶店をスタート

  お店のある場所はもともと自分の生まれ育った家で、三年前から一階が空き店舗の状態が続いていました。店舗を何か自分で活用しなければと考えていた時に、知人に誘われて、周南市の、とある喫茶店を訪れました。そこは、黒と茶を基調としてまとめられたモダンな店内で、床がカーペットという、この頃はあまり見かけなくなった、まさに純喫茶といった佇まいでした。それが非常に気に入り、お店の規模も自分の自宅の空き店舗と同じくらいだったため、自分がやりたいお店はこれだ、と一気に具体的な画が見えてきました。

  訪れたその日に、外装と内装をそっくりそのまま自分のお店で使わせていただけるようにオーナーの方にお願いしたところ、快諾していただきました。それから、夫婦で足繁くそのお店に通い、気持ちを固めて行きました。

  お店に通ううちに、そこのコーヒーがすっと体に入ってきて飲みやすいことに気づき、販売元の徳山コーヒーボーイを紹介してもらいました。徳山コーヒーボーイが、5種類のブレンドの見本を届けてくれたので、夫婦で毎日試飲して、そのうちの一つをうちのオリジナルブレンドとして採用することにしました。
お店の造りをその周南市の喫茶店と同じにしたいと思いましたが、全く同じ壁紙と照明は見つからなかったので、雰囲気の似たものを探してきました。
こうして形を整えて、昨年の5月に、もなの珈琲をオープンしました。

もなの珈琲

あきないのまち支援事業補助金を利用
 事業を始めるにあたって、旧知の洋服屋の社長さんに商工会議所に相談するようにと言われ、相談に行きました。商工会議所の担当の方と一緒に、事業計画書を作成しました。その途中で、あきないのまち補助金※について説明を受けました。

ゆったりとコーヒーを楽しむ純喫茶
 時間に余裕がある中高年の人が来て、ゆったりと寛いで、おいしいコーヒーを飲む純喫茶としてスタートしました。そういった、初めに考えていた通りのお客様も多くいらっしゃいますし、若い方がカウンター席に座って、ゆっくり本を読んだりもされています。私とおしゃべりをしに来られる方もいらっしゃって、お客様はそれぞれが思い思いに過ごされています。

中心商店街の居住者として
 最近はマンションや市営住宅が中心商店街やその近辺にできて、居住人口が増えているようです。私も中心商店街内に住んでいますから、ちょっと買い物をしたい時には、歩いたり自転車に乗ったりして気軽に買い物に行けます。中心商店街で日常的な買い物をする人が増えれば、自転車屋や金物屋や食料品店なども増えて、もっと活気づくと思います。
私のお店も、体が元気なあいだは、頑張って続けて行きたいです。