山口商工会議所月報2014.3月号
〈 すきっちゃやまぐち!今月の顔 〉  
すきっちゃやまぐち!今月の顔
 
 代表取締役 石光 利成 氏
〈 私の起業 〉
私の起業
   早瀬 浩起 氏
〈 私の商い 〉
私の商い
   上田 貴史 氏

4月号 / 5月号  6月号 / 7月号 / 8月号 / 9月号

10月号  / 11月号 / 12月号  / 1月号  /  2月号

山口商工会議所月報

すきっちゃ やまぐち!今月の顔

旭建設工業 株式会社
代表取締役 石光 利成 氏
山口商工会議所 1号議員

山口市富田原町5番10号
TEL/083−922−0200
http://www.asahi-cons.co.jp/

旭建設工業 株式会社

1971年(昭和46年)生まれ。山口市出身。山口高等学校を卒業後、近畿大学九州工学部へ進学。大学卒業後、1994年(平成6年)東関東スミリン建設(株)へ入社、その後1999年(平成11年)住友林業(株)へ。2003年(平成15年)9月に旭建設工業(株)へ入社し、2007年(平成19年)5月に代表取締役に就任。

《 創快企業  》

会社のあゆみをお聞かせください。
 1921年(大正10年)10月に、湯田温泉駅前に材木商として創業しました。戦後の1948年(昭和23年)8月に、建設需要の増加に伴い建設会社に組織変更し、旭建設工業株式会社を設立しました。1975年(昭和50年)には、本社を湯田温泉駅前から、現本社のあるここ富田原町に移転しました。

  大正10年の創業以来、山口の発展とともに歩んできました。おかげさまで、今日までに数々の建築設計・施工に携わって参りましたが、これからも、地域に密着した業務を続けて参りたいと思っています。また、時代の流れが特に早く感じられる昨今ですが、その流れを先取りする形で、常に新しいものに挑戦する"創快企業"として、社会に快適空間を提供していきたいと思っています。

"創快企業"とは。
 当て字なのですが、快く創る、創造して快適に。つまり、時代の流れを適確にとらえ、常に新しいものに挑戦し、快適空間を提供するという、当社のキャッチコピーです。当社が目指す会社の姿は、自己満足ではなく、お客様に旭建設工業に仕事を依頼して良かったと思ってもらえる会社にすることです。

 建設業は、多くの方に携わっていただかないと成り立ちません。1つの建物を建設するのに20〜30社に携わっていただきます。多くの会社と力を合わせて、建物を造る作業になるので、そういう方たちとの人間関係も大切ですし、もちろんお客様との人間関係も大切です。「和をもって、気持ちを込めて、人間関係を大切にすること」も、当社では経営理念として掲げています。

ZERO-CUBE

「ZERO−CUBE」というデザイン住宅を取り扱われていますね。
 「ZERO-CUBE」は、完全規格型住宅で、ムダをそぎ落としたデザイン住宅です。取り扱いを始めて1年になります。
家創りの新しい基準を表現した「ZERO-CUBE」の価格は、1000万円です。そんな「ZERO-CUBE」を基準に、和室・ウッドデッキ・バルコニー・太陽光発電システムなど、自分だけのこだわりを足していく「ZERO-CUBE +FUN」は、1000万円が基準ですので、楽しさを積み上げても大幅に経済的負担が増すことはありません。更に、四面で支える立方体ですから、地震にも強く、採光にも優れていますので、東西南北に影響されることなく、土地を選べる上に、広い土地も必要ではありません。イメージとしては、マンションの家版のようなものです。

 一般の注文住宅であれば、間取りを確定させるだけでも2〜3ヶ月はかかります。1〜2週間に1度は、打ち合わせをさせていただかなければなりません。以前は、50代60代の方が、家を建てる主力の層でしたので、比較的時間に余裕のある方が多かったのですが、今は家を建てられる層も30代が一番多いという若年化が進んでおり、ご夫婦共働きも多いため、時間が取れないお客様も多くいらっしゃいます。この「ZERO-CUBE +FUN」は、カタログを見ていただければ、金額も書いてありますので、色や形、1部屋増やす等々、ご夫婦での話し合いで、決めていただくことができる利点があります。

 こういった、ムダをそぎ落とした家づくりの基本コンセプトとデザイン性が評価され、グッドデザインアワード2010を受賞しています。値段に魅力を感じるお客様もいらっしゃいますが、デザインに魅力を感じてくださるお客様も多いです。現場見学会もしておりますが、実際に見ていただいた感想として、「値段以上の良さがある」と驚かれます。

  「ZERO-CUBE」住宅についてのお問い合わせがございましたら、専用ダイヤルの「083−902−9022」まで、お気軽にお問合せください。また当社ホームページ上にも、資料請求や問い合わせフォームがありますので、そちらもご利用ください。

今後の会社の方針をお聞かせください。
 ありがたいことに、2世代を超えて、当社に建物をご注文してくださる方もおられ、感謝しております。今後も引き続き、リピーターを増やす努力をし、あくまでも地域密着型で頑張っていきたいと思っています。建物の耐用年数も延びていますので、リフォームにも力を入れていきたいですし、時代に応じて、臨機応変に転換を図っていければと思っています。

旭建設工業 株式会社

 現在、山口県内では、職人が不足しつつあります。仕事があっても、それを造れる人がいなくなる時代になってきました。当社では、2年連続高卒の新規雇用をしてきました。建築関係の学科は県内にありますが、時代なのか、建築コースよりも電機コースの専門の方が人気があるようです。新規雇用対象者が少なく、来年度の新規採用は見込めておりません。当社は、施工管理をする会社ですので、責任は非常に重いですが、その分やりがいがあると思います。是非、建築関係で頑張ってみたいという方は、当社で経験を積みながら、資格取得をし、一緒に頑張ってみませんか。従業員を募集しておりますので、お気軽にお問合せください。
 
山口というまちに対する思いは。
 山口は、住みやすいところではありますが、買い物や遊びという面では、少し面白さにかける部分があります。例えば、買い物ですが、若者を中心に福岡・広島へと買い物に行かれる方も多いかと思います。だからと言って、それらと同じお店が山口へ出店しても、需要が少なく、採算は合わないと思います。しかし、山口は、住むところとしては、とてもいい場所です。地価も安く、地震も少なく、山や川など自然も多く残り、子育てもしやすく、高齢者にも優しいまちだと思います。山口は、「住むところ」や「休むところ」という役割で、他都市ではできない事に取り組み、都会から人を集めることができれば、それでもいいのではないでしょうか。会議所が取り組んでいる「アクティブエイジングシティ構想」は、その最たるものだと思います。

[企業概要]
創    業:1921年(大正10年)10月
創    立:1948年(昭和23年)8月
資 本 金:3,000万円
従  業 員:常勤役員3名、正社員12名の計15名
事業内容:建設工事の請負業
建設工事の設計・管理業
産業廃棄物・一般廃棄物の収集運搬業
建物等の清掃・維持管理業
不動産の賃貸・管理業
宅地建物取引業 損害保険代理業
前号に付帯する一切の業務

   山口商工会議所月報

中小企業相談所 起業サポート 「私の起業」

和音(わおと)/Sports&Bar ALL OUT
早瀬 浩起 氏

山口市小郡下郷1288−36  塩見ビル1F
TEL/ 083−974−4599
■事業内容
カジュアルワインバー(和音)/スポーツバー(ALL OUT)

■営業時間

11:00-13:30 18:00-24:00 (和音)
20:00-3:00  (オール・アウト)

■その他

FBページ:有
LINE@アカウント:有
定休日:不定休

経営の世界に一度飛び込んでしまえば、知恵も協力してくれる人も出てくるので、
やってみればなんとかなります。

和音(わおと)/Sports&Bar ALL OUT

任された1店舗目、自分で作る2店舗目
 京都で生まれ育ち、大学を卒業した後に就職で山口に来ました。はじめは客として和音に通っていましたが、前のオーナーに誘われ転職して和音の店長として4年間勤めました。その後、前オーナーが山口を去るのを機に和音を買い取って独立し、3年間和音のお店を経営しました。

  学生時代からラグビーをしていて、お店にスポーツの要素を取り入れたかったのですが、和音はお酒と音楽のお店なので難しいところでした。また、和音は前のオーナーから引き継いだお店で、昔からのなじみのお客様もいらっしゃいますし、お店を昔のままの姿にしておきたいという気持ちもありました。
さらに、新しくイチから自分のお店を作ることに挑戦してみたいと思ったため、去年の12月に2店舗目となるSports&Bar ALL OUTをオープンしました。

  店名の由来は、力尽きるまで重量挙げをやりきることを「オールアウト」というのですが、そういうイメージの言葉がいいなと思っていたところ、英語のall outには「全力を傾けて」という意味があると知り、店名に採用しました。

商工会議所の起業塾へ
 お店を買い取った時に、経営について学びたかったので、前のオーナーも通っていた山口商工会議所の起業塾に行きました。起業塾の同期生には、小郡近辺でお店を出している人が多く、今でも交流があります。

  独立してすぐに商工会議所の会員になり、確定申告の際に指導してもらいました。その後、会計ソフトを導入したので、エキスパートバンク事業を利用して、専門家に本格的に指導してもらいました。

ラガーマン経営者
 学生時代からずっとラグビーを続けており、山口でクラブチームに入っています。2011年には、山口県の選手として国体に出場しました。
スポーツが好きで、フットサルチームにも入ったり、マラソンにも挑戦しようと思い、仲間を募ったりしています。

今の自分には山口が合っています
 「なんで京都に帰ってこないのか」と言われることもありますが、自分には山口が合っているんだろうと思います。のんびりした場所に住むのが好きで、都会にいたら常に何かしていないといけない気になって、焦ってしまいます。

  もう一店舗やってみたい店鋪形態がありますが、まだ構想を温めている段階です。今後は山口で3店舗目を出すかもしれませんし、先のことはわかりませんが、もしかしたら京都に帰るかもしれません。
お店を始めて一番良かったと思うのは、人脈が広がったことです。自分の経験から言えることは、起業を考えている人は、やらないで後悔するよりも、やって後悔したほうがいいと思います。

   山口商工会議所月報

中小企業相談所 企業サポート 「私の商い」

うどん処 地蔵庵
上田 貴史 氏

山口市道場門前2丁目1-6
TEL/ 083−902−5520
http://www.jizouan.com/

■事業内容
定休日:不定休
営業時間:11:00〜19:00(売り切れ次第終了)
事業内容:飲食業

いつかお店を持ったら、地蔵庵という自分らしい名前をつけようと思っていました

うどん処 地蔵庵

自衛官から麺の世界に
 高校卒業後に自衛隊勤務を経て、つけ麺店、ラーメン店に勤め、その後うどんのお店で10年間働きました。独立する際、初めは防府市に出店することを考えましたが、最終的には自分の条件に合った山口商店街にお店を出すことにしました。そこで、山口商工会議所を訪ね、物件を紹介してもらいました。空き店舗を5軒ほど見て、広さがちょうど良いこと、コープさんが目の前にあって人通りが多いこと、有料駐車場が近いこと、前も飲食店だったので改装が簡単なこと、あきないのまち支援事業補助金を利用できることから、今の店舗に決めました。

  店名の由来は、自分のニックネームです。飲食業界に入ったとき、無口でどっしりしていて地蔵みたいだと先輩に言われ、そのニックネームが定着しました。店内には、お寺の方に頂いたお地蔵様やお地蔵様のカレンダーが貼ってあります。

こだわりのうどんと楽しいサイドメニュー
 うどんは、完全に自家製の麺を使っています。うどん用の国産小麦と海水の成分に近い塩とを使い、うどん用の塩水濃度を守ってお店で打っています。だしは100%天然素材で、化学調味料を一切使わずに作ります。その他のメニューも手作りにこだわっています。

  人気があるのはかけうどんと肉うどんで、その他ではカレーうどんや釜玉うどんもよく注文があります。

  ラーメン店に勤務した経験を活かして、サイドメニューを充実させています。冬には、うどんだしを使った自家製だしのおでんもあります。また、炒飯はお客様からもご好評をいただいております。小野商店さんに県内産のお米を冷めてもおいしいブレンドにしていただいています。うどんのやさしい味の邪魔にならないように、炒飯にニンニクは使っていません。

うどん処 地蔵庵

新商品の開発に注力中
 新商品の開発もいろいろと試みています。これまでに、肉キムチうどんや釜玉明太バターうどんなどのオリジナル商品も作りました。

  昨年の10月から、香川県で地蔵庵と全く同じ作り方をしている麺の、お持ち帰り販売を始めました。麺とつゆと茹で方のパンフレットが入っています。

  3月4日からお弁当を始めます。店舗周辺の会社様、お店様、公共機関様、病院様などに1個からお昼の日替わり弁当を配送料無料でお届けします。「日替わりヘルシー弁当(380円、約550キロカロリー)」と「日替わりデラックス弁当(480円、約750キロカロリー)」の二種類を用意しました。40品目の食材を毎日使用し、700以上のレシピの組み合わせで毎日飽きない味にしました。ご飯は、栄養に優れた16雑穀米です。

 今後も、学割や商品の見せ方なども工夫し続けていきたいと思っています。