山口商工会議所

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2023.01.07 その他

河野会頭 新春互例会挨拶

皆さん、明けましておめでとうございます。

令和5年の新春を迎え、本日も多くの皆さまにお集まり頂きました事、心よりお礼申し上げます。また、本日は山口市長・伊藤和貴様、山口県副知事・平屋隆之様はじめ、大変多くのご来賓の皆さまにご隣席賜りましたこと、ここに厚くお礼申し上げます。

まずは昨年の臨時議員総会にて本職に再任され、11月より3期目のスタートと相成りました。河村利夫副会頭には引き続き副会頭を、椙山一生さん、臼渕厚史さんの両名が新たに副会頭に、田中真樹さんはSDGs特任委員長役員として選任頂きました。役員5人が力を合わせ、コロナ禍で経営が厳しい中小企業・小規模事業者の支援にさらに力を入れ、任期を全うしたいと考えております。関係の皆さまのご支援ご協力を心からお願い申し上げます。

私事ですが、昨年の途中、運動中に怪我をし、皆様にはご迷惑とご心配をお掛けしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

病院での診断は『右肩腱板断裂』。大げさに聞こえますが、ドクターからは「老化だよ」と言われました。昨年11月に入院手術を受け、現在はリハビリ通院中です。車の運転ができなかった間は、徒歩やバスを大いに利用しました。山口都市核エリアを移動する限り、不自由を感じる事はありませんでした。数キロ圏内に病院、行政、教育機関や商業施設など都市機能がコンパクトに集積しているというのは、実に弁理です。

通院中の病院は建替えに伴い電子化が一気に進み、入院治療の記録も、リハビリの記録も電子カルテで共有され、スムーズな診療受付にクレジットカードでのキャッシュレス支払い、結果、待ち時間は皆無に近く、自宅を出て2キロ離れた病院にバスで行き、リハビリを終えて自宅に戻るまでの時間が毎回、1時間少々という早業です。コンパクトシティにデジタル技術が融合すると、ここまでストレスなく医療を受けることが出来るのかと大いに驚いています。

山口市中心商店街には300を超える商業店舗があり、空き店舗率は実に10%を切るまで新規出店を頂きました。地方都市の中では、稀に見る勢いだそうです。狭隘道路の整備も随所で行われ、密集地の防災対策も徐々に進んでいます。

人口減社会にあっても、中心市街地へ移り住むことで都市機能を維持していく事ができる、一つの成功事例だと思います。

ここまでご尽力賜りました山口市行政、山口県行政の執行部の皆さん、各議会において山口市の将来を議論され、必要な議決をしてくださった議員の皆さん、関係する事業者の皆さんに心から感謝を申し上げます。

山口市の面積は約1千㎢と、全国791市の中で21番目の規模を有しており、コンパクト化の進む都市部だけでなく、中山間地域ののどかな田園風景が広がる、美しい地方都市です。これもひとえに山口県央商工会、徳地商工会の皆さんが長年、中山間地域の経済を支えてきたからです。

本年は『SDGsはオール山口から』の方針の下、商工会と商工会議所がしっかりとタッグを組み、山口市内全域での経済循環を推進します。誇りを持って山口に住み続ける事が出来る社会、そんな社会の実現を目指して本年も前に向かって進みたいと思います。

今年も初詣で御神籤をひきました。『小吉』。『焦れば焦る程 苦しみ多く 騒げばさわぐ程損をする災いの運』とありました。『けれど何事も控え目にして心静かに身を守れば 後は大の幸福あり』と。

本職に就いて6年間、『大吉』が出たことは一度もありませんが、高望みすることなく、目の前の諸課題に真摯に向き合っていく3期目にしたいと思います。

皆様のご繁栄とご多幸を祈念いたしまして、新年のあいさつとさせて頂きます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

令和5年1月6日 山口商工会議所会頭 河野康志

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